月別: 2015年3月

栄養士コラムVol.22

ご卒業おめでとうございます。卒業を迎えられるお子様の保護者の皆様におかれましては、お子様の成長に格別の思いをお持ちのことと存じます。

 今回、初めて“第11回合同練習&卒業式”で栄養レターを書かせて頂いたのは、どうしてもお知らせしたいことがあったからです。

「高校1年生のケガのリスクについて」

 少し、驚かせてしまう言葉ではあるのですが、実は統計的に高校1年生がクラブ活動中に、最もケガをするリスクが高いことが分かったのです。実際、今年度女子高校生のサッカー部で、栄養教育を行わせて頂いたところ、補欠組が見事に高校1年生だったのです。また、大きなケガにもつながり、手術する選手もいました。

 そして、何よりもこのケガが、後々の選手生命に影響を及ぼす可能性も高いということです。

 理由については、はっきりとしたことは分かっていませんが、以下の点が考えられると思います。

  • 環境の変化による疲れ等の影響によるもの。
  • 中学生に比べ、高校3年生との練習は、中学1年生が中学3年生と練習することとは運動量が異なる可能性がある。
  • 高校生で運動を続ける選手は、将来を見通した練習であることが多い(プロ選手や、オリンピックを目指している。)
  • 保護者の保護を離れ、自分で食や生活管理を突然行わなければならなくなる。
  • 高校1年生でも、状況に応じてはすぐに選手として活躍を望まれることがあるため、痛みを無理して練習や試合を続けようとする。

 現在、野球においては小学生でのケガの多さも心配されております。小学生では、フォームが悪いことの影響性が強いようです。

 ケガも病気と同じように、予防をすることができます。まずは、意識です。

 ぜひ、お子様と話をして頂きたいのですが、

全ての学年のお子様に共通します。

「ケガは予防できる。」ことを意識してほしいのです。

ケガの予防方法について

  • 痛みがあった場合は、必ずすぐに相談する!

(監督には話したくなければ、トレーナーさんやコーチに相談。また、医療機関へ。)

自分で勝手に判断しないようにしましょう。

  • 練習前と練習後の体の準備をしっかりしましょう!

慶応医学部の野球選手に、スポーツドクターの立場からお聞きしたところ、「医学部で勉強し、野球を続ける上で、練習よりも、練習前後のストレッチを大切にするようになった。」と言われました。

  • 自分の食べるものに注意を払いましょう!

食品表示を見るように心がけましょう。特に過剰摂取に注意をしなければならない食品添加物は、できるだけ取らないようにしましょう。(一部表示をしました。他にもありますので注意しましょう。)

保存料(ソルビン酸、ソルビン酸K)魚肉練り製品、魚介乾製品など。

保存料(パラオキシ安息香酸、パラオキシ安息香酸Na)清涼飲料水、果実ソース、しょう油、弁当、サンドイッチなど。

着色料(赤104号、赤106号、赤2号、コチニール)福神漬、味噌漬、桜エビ、かまぼこ、ソーセージ、菓子など。

甘味料(サッカリン、サッカリンNa)漬け物、魚肉練り製品、菓子など。

発色剤(亜硝酸Na、硝酸K)ソーセージ、ベーコン、コンビーフ、ハム、いくら、すじこなど。

リン酸Na、リン酸塩(Na)ソーセージ、ハム、缶詰、めん類、ソース、清涼飲料水など。

食品衛生法第4条では、添加物は次のように定められています。“食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するもの”つまり、食品に添加することで

・味を調える  ・長期保存を可能にする  ・色や香りをつける 

このように、現在多くの食品添加物が登録されております。私たちが安全に食べる上で必要なものではありますが、複合的に摂取した場合の安全性については不明です。

  • しっかり、ご飯(米)を中心に、たくさん食べましょう!

  間食にも、おむすびや、焼き芋などご飯になるものを摂取しましょう。  管理栄養士 德野 裕子