栄養士コラムVol.18

徳野管理栄養士の『栄養レター』

今月は4月に保護者の皆さんにお配りしたものの一部をアップします。

Dave Baseball Academy 

栄養レター

 

疲労をさせない体を作るということは?

 

 最近の子ども達から「ああ。疲れた」という言葉をよく聞きます。デーブベースボールアカデミーでも、「疲れた」という言葉がでたら、「腹筋10回」といった言葉が逆に返ってきます。

 体の中では、心臓は疲れ知らずの臓器です。それは、細胞の中にあるミトコンドリアが関係しています。そのミトコンドリアは、例えば脳や筋肉、肝臓、腎臓といったエネルギー要求度の高い重要な臓器には、ミトコンドリアが数百~数千も含まれています。

 ミトコンドリアで、エネルギーを沢山作ることができれば、疲れ知らずになります。しかし、現在の生活では、エネルギーを作るのに邪魔をするものがいます。それが、フリーラジカルなのです。

 私たちの体がエネルギー不足を起こさせなければ疲れを軽減できます。その一つの栄養素が水です。

水介入群4人は、7月17日から8月7日まで、水以外の飲料(例えば紅茶やコーヒー、スポーツドリンク)をほとんど飲んでいません。コントロール群4人は、水よりも水以外の飲料水を多く飲んでいました。ただし、この中に100%の果物ジュースやお味噌汁などの水分は含めていません。あくまでも喉が渇いたときに飲む水分のみを調べました。この実験に参加してくれた人は、ウエイトリフティング選手です。評価に利用した測定項目は、唾液中の免疫グロブリンAです。皆さんにお馴染みのヤクルトの宣伝の中で言われている腸内の免疫グロブリンAと同じです。唾液中の免疫グロブリンAは、強度の大変強い運動をすると、唾液中の免疫グロブリンは下がることが分かっています。ちょうどこの図の8月5日は、合宿地への移動と慣れない運動を極度に行った翌日の朝測定したものです。合宿は8月9日まで続きました。水介入群とコントロール群共に、介入直前の基準値よりも低下しています。 

しかし、水介入群は、コントロール群よりも低下率が少ないことが分かります。考えられることは、水を摂取することでミトコンドリアの環境がよくなり、エネルギーを活発に作ることができていたため、強い運動に耐えられたため、コントロール群に比べて唾液中の免疫グロブリンAの低下を抑えることができたと考えられます。同様に、その後の免疫グロブリンAの動きは、水介入群の方が早く基準値に戻っていることが図からわかります。

つまり、ミトコンドリアの環境を良くすることで、体内のエネルギーをしっかり作ることができていた。

 そのため、体の隅々までエネルギーが分配されたため、疲れが少なくてすんだ。また疲れからの回復も早いと考えられる。

フリーラジカル(活性酸素)

 フリーラジカルを防止するためには、抗酸化作用としてビタミンCやビタミンEを摂取すればいいと考えられていますが、現在分かっていることは、この抗酸化作用のビタミンC自身からフリーラジカルを作ってしまうこともあり、±0もしくは、フリーラジカル予防にはつながらないとも言われていいます。

 まずは、きれいで、酸素が多く含み、飲みやすい水で、ミトコンドリアの環境を整え、その上で、適度な栄養素を取り入れることが疲労しない体を作ることに繋がるのです。

フィトケミカル(phytochemical)

日本語では、ファイトケミカルとも言われる。通常の身体機能維持には必要とされませんが、健康によい影響を与えるかもしれない植物由来の化合物を意味する用語として使用されています。このため、植物栄養素とも呼ばれます(Wikipediaより)。

 果物や野菜、豆や全粒粉やナッツに含まれていて、約1万種類あるとも言われています。紫色のポリフェノールを代表するフラボノイド系は3000種類あるとも言われています。このように、食品の中には様々なフィトケミカルが入っており、このフィトケミカルが抗酸化作用としても体内で働くのです。

 

「シトルリン」 アミノ酸関連物質のフィトケミカル

  日本で初めてスイカから発見されたフィトケミカルです。スイカに多く、その他ウリ科の植物に含まれ、キュウリの中にもあります。疲労回復、筋肉増強の働きがあるフィトケミカルです。

 これからの季節、ぜひおいしいキュウリやスイカをしっかり食べましょう!

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