栄養士コラムVol.17

徳野管理栄養士の『栄養レター』

今月は4月に保護者の皆さんにお配りしたものの一部をアップします。

平成24年4月27日

Dave Baseball Academy 

栄養レター

 

きゅうりとトマトおいしかったですか?

 4月16日の合同練習、6時半から集合、19時から21時までの2時間の練習はいかがでしたか。お子さんの中には、帰りに眠いお子さんもいらっしゃったのではないでしょうか。でも、参加できたお子さんの多くは、ぐっすり眠ることもできたのではないでしょうか。

 活性酸素という言葉は聞いたことがありますか?

活性酸素とは、大気中に含まれる酸素分子がより反応性の高い化合物に変化したものの総称をいいます。狭義の活性酸素には4種類あり、その中でもヒドロキシルラジカルはきわめて反応性が高いラジカルであり、活性酸素による多くの生体損傷はヒドロキシルラジカルによるものとされています(Wikipediaより)。

その活性酸素は運動で大量の酸素を取り込んだ時、その酸素と反応し血液中に生産されます。この活性酸素が増えすぎると血管を傷つけ、その結果血液が滞留してしまい、動脈硬化を引き起こす原因にもなります。もちろん小学生や中学生は、すぐにこういった現象を起こすことはほとんどありません。ただ、現在放射性物質による被爆で活性酸素の増加が心配されています。活性酸素が増えると小腸粘膜を傷つける可能性が指摘されています。

でも、この活性酸素から体を守ってくれるものにスーパーオキシダーゼ(SOD)が注目されているのです。福島第一原発の事故前からこのSODは注目されていました。そして、今さらに放射性物質の影響低減作用があるのではないかと言われ始めました。

 では、このSODはいったいどこにあるのでしょうか?

 味噌の黒褐色や、醤油の中にも含まれています。動物実験ではありますが、元広島大学原爆放射能医学研究所ガン部門教授伊藤明弘博士によれば、放射性物質で小腸粘膜が破壊されるところを、味噌を食べた群の小腸粘膜の破壊は食べない群に比べて少なかったことが報告されています。放射性物質が無くなるわけではありません。また、予防できることはなく、粘膜の破壊される率が低いという結果です。動物実験であるため人間に当てはめることは難しいですが、しっかり発酵した味噌を適度に摂取すれば、放射性物質の影響を抑制する働きはあるかもしれません。そのほか発酵食品では話題の塩麹です。麹にも味噌に似た働きが期待されています。

これからの時期はSODは果物や野菜からしっかり摂取することができます。

ただし、ちょっと注意してください。

今回のきゅうりとトマトは、現在実験中ではありますが、農薬を利用していますが、きゅうりやトマトに農薬が残らないようにした方法で栽培されたものです。まだ残留農薬の検査はしていませんが、きゅうりの苦みは少なくはありませんでしたか? トマトは甘くありませんでしたか?

味の基本は五味+カルシウム味

 甘味、酸味、辛味、苦味、うま味

 2008年米ペンシルベニア州にあるモネル化学感覚センターのチームは、第6の基本味があることを発表しました。研究チームリーダーマイケル・トルドフ博士は「カルシウム味は苦みに酸味が少し加わったようなものだ。適切に表現する言葉はなく、“カルシウムっぽい”としかいいようがない」と報道されています。この第6の基本味カルシウム味がもしかしたら、人間の生命を守るための基本味かもしれません。人間は本来生命を守るために、舌で適切な食品選びをしてきました。しかし、甘い食品を多くとることにより、甘味の感知能力は高くなりましたが、苦味やカルシウム味の感知能力は低下したかもしれません。

  ぜひ、自分の舌の感知能力を上げてください。

 自分の生命を守るために、また運動をするために必要な体をつくるための食事をするために。

 その上で、おいしい野菜や果物をしっかりとってください。

*SOD食品の抗酸化成分とはポリフェノール類のフラボン、フラボノール、イソフラボン、カテキン、リコピン、カルゴン、アントシアニジン、ヘスペリジンやビタミンE、ビタミンC, βカロチン等々で 、ファイトケミカルとも言われています。

次回、ファイトケミカルについてご紹介します。            

   管理栄養士 徳野 裕子

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